この講座で造園に関わる資格に有利、またはマスターやドクターにはなれません。ひたすら自己研鑽の場です。ガーデンデザインは、製図と設計・プレゼンテーションで成り立っていることは否めません。
大学や専門学校ではようやくデザインの科目が附設されても知識に留まるのみ、社会に出ても知識が形とならないのは教える側に問題があると考えています。現場制作の経験の無い者が設計を教授しても現実に伴わない画になることが現場の声としてよく聞こえてくることです。逆に現場の者は設計者の意図を汲み取るためにデザインを学ぶべきです。
伝えること伝わることが大変難しい分野のため、誰でも「名のれて」しまう業種の一つであることも事実ですが、ガーデンデザインの代名詞のようになっている設計は、描ければ良いといった時代は去りました。
この講座のメリットはおよそ現場経験の浅い受講者から数十年の経験者までを対象にしています。こうしたすれ違いデザイナーから現場と経験に即した知識を知恵に変換し、疑問を「自らの力で、自ら考え、自ら行動する」という思考学習者として未来につなげていける能力を開発します。
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